GTM…今週は残念ながらGTMができませんでした。やたらと緊急の仕事が入ってしまい、GTMは明日に回そうと思ったのです。…がそれでも仕事は終わらず、やり残しの仕事は来週に回すことにしました。
夜はシドニーに旅立たれる元上司の壮行会でした。元上司からも他の参加者からも楽しい話をたくさん聞くことができました。お酒を飲みながらメールをしたり電話をしたり、日本にいながら既に忙しそうな元上司。聞くところによると新しく担当となったアジア各地で色々と問題を抱えてるらしく、現地のスタッフと頻繁に連絡を取っていました。
アジアでの仕事は予想以上にカオスで、日本では当たり前の信頼が、あちらではそうではないそうです。例えばマニラでは現地のパートナーがスキルがないのか仕事を放棄しているのか、全く設定の入っていない機械を設置してしまって大炎上してしまったようで、その火消しに追われているようです。
日本では当たり前のような、事前の検証やレビューなどは行われず、計画されたスケジュールも正しくなく、問題がなければOK。炎上してもその場で解決すればOK。非効率なようで効率的なのかよくわかりませんが、ともあれ我々の文化圏と異なるスタンスでの仕事に、大変刺激を受けているようでした。
マニラスタイル
そんな仕事の進め方を我々は「マニラスタイル」と名付けました。マニラが悪いというわけではないのではなく、私たちが真面目すぎるという皮肉でもあるのです。日本は100の仕事をするのに、ひとつひとつにこだわり、必要のない手間隙をかけて10000の労力をかけて収める。一方で100の仕事に1000しか労力をかけず、トラブったら残りの9000で対応する。もしかしたらそちらの方が効率が良いのかもしれません。
マニラのように登場人物全員が同じように思っていたらそれが成立しますが、日本ではみなが1の仕事に100をやって当たり前と思っているので、「マニラスタイル」ではなかなか通用しないのです。
テレワークで業務効率化
しかし新型コロナの影響で、状況は少し変わるような気がしています。多くの会社がテレワークを推進するようになりました。乗り遅れた会社からは我が社にも多くの引き合いが来ています。
そしてTwitterでは、テレワークのおかげで仕事がとても楽になったという声が挙がっています。私自身も積極的に在宅ワークにするようになってから、抱える仕事が減っていったようにも感じます。
休眠状態になった仕事もありますが、会議という会議が全てリモート…社内会議はもちろん、顧客との会議もリモートで行うことが許されるようになったので、移動の時間を取られることも無くなったし、会議中に別の作業を進めることもできるようになりました。立ち話など気軽に声をかけづらくなったので、優先度の低い案件は降ってこなくなりました。
こうやって恣意的ではないものの新しい価値観が根付いて、働き方改革が促進されることを期待しています。はじめよう、マニラスタイル。