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これからの働き方を考える時に読む本

土曜日があっという間に来てしまう…ということで今回は、仕事での一定の評価を得ている人向け(30代くらい)に、これからの働き方を考えるための良書を紹介します。

我々外資系IT企業の人間は、44歳のベンチ(?)というものがあって、それまではひたすらにガムシャラに働いていたものが、アラフィフと呼ばれる手前の頃になると今後の自分の身の置き場について考えてしまう時期が来るのだとか。
それは単純に転職云々の話ではなく、「転職を繰り返してもしょうがない…独立するか、アーリーリタイヤするために過酷な場所に向かうか、あるいは管理職で採用してくれるところを探すか」というやや根深い拗らせ方になります。

30代であってもこれからの働き方を見直す機会はあると思いますし、44歳では選択できないことも30代の皆様には多々あるはずです。ここでは44歳のベンチを迎える前に、動きながらもこれからの働き方をアップデートしていくためのヒントとなる本をご紹介します。

モチベーション3.0
自分のやる気を導き出すには何が足りないのか、簡単に整理してくれる本です。IT業界では転職を成功させていけば高い年収を提示されることが可能になっています。一定の年収(700万と言われますが)までは報酬が上がるにつれ幸福度が増して行きますが、しかし年収がさらに上がっても幸福度はあまり上がっていかないことが分かっています。
この本では人のやる気には高い報酬のさらに上の領域として「モチベーション3.0」で考えなければならない領域があると書いています。
ポイントだけネタバレしてしまうと
・自己の裁量で動ける仕事であること
・技能向上(マスタリー)できる仕事であること
・高尚な目的を持った仕事であること

この三つが揃うことで高い報酬のその上でモチベーションを発揮できる環境になるとしています。マズローの自己実現論と精通するところがあって、つまりこれは第五段階の「自己実現欲求」を満たすための環境に求められる条件ということを指しています。もしあなたが中間管理職であった場合でも、組織のマネジメントとしてこのヒントは役立つものだと思います。

ALLIANCE
アライアンスとは会社と会社のイーブンな協力体制のことを意味し、直訳では「同盟」などの意味を持ちます。販売契約や業務委託契約のような需要と供給の関係とちがい、アライアンスはお互いの企業価値を高めるためにもっとハイレベルな協力体制を約束することで、例えば技術アライアンスではお互いの知的財産を共有してビジネスを発展させることを約束したりします。
この本では企業/個人を雇い側/雇われ側という関係でなく、お互いの発展のためにもっとイーブンな関係で付き合うことが提唱されています。具体的にはあなたの上司とこれからの仕事のやり方を会話するためのヒントとなるのがこの本になります。
「フリーランスなの?」というと、たしかにこの延長線上…雇用関係にあってもより独立した立場や意思を尊重して働き、またある時期の選択肢としてフリーランスになるという、21世紀の働きかたになります。
書きっぷりは会社あるいは管理職目線で進められ、採用面接におけるテクニックも記載されています。さらには個人が有する社外のネットワークの活用や、会社から離れた中で新しくできたネットワークを有益な資源として、よりビジネスを強化していく方法を提唱います。
仕事は楽しいかね?
日常業務が疲弊していて新しいアイデアや自分の進むべき道が見つからない…そんな場合仕事を辞めるべきですが、辞められない事情がある。そんな中でアイデアやユーモアを生み出すためのヒントとしておすすめの本です。以前特別にこの本についてはレビューブログを書いているのでそちらも参考にしてください。
こうして改めて読み返しながら我が身に置き換えてみると…てんてんてん…ですね。週明けにも上司との相談の準備です。

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